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市販薬で水虫を治すのは難しいが根気よく治療することが大事

水虫の踵

水虫の治療薬は病院で診察を受けて処方してもらったものを服用するのが一般的ですが、オロナイン軟膏などに代表される市販薬によって治療することも可能です。これまでの常識では水虫を完治することは難しいとされてきましたが、現在は医学の進歩により正しく服用することによって完治にまで持って行くことができるようになりました。

ただし病院で処方されるケースとは異なり、根気よく治療する必要がある点も事実です。市販薬は通院しなくても手軽に入手できるというメリットがある一方で、水虫以外への薬効成分も配合されているため効き目が比較的弱い傾向にあります。オロナイン軟膏を例にとっても水虫以外にあかぎれや虫さされ、ニキビや擦り傷などその効果の範囲は広いです。万能薬であるがゆえに、1つ1つの症状に対しての薬効成分は弱くなります。市販薬での治療は、長期間かかるということを覚悟しておきましょう。

市販薬に限らず水虫の治療全般に対して、困難なイメージがあるのは再発頻度の高さが原因です。薬による治療を行って治ったはずなのに再発した、という方は非常に多く見られます。水虫が再発しやすい理由は、白癬菌が繁殖する形態に関係しています。皮膚糸状菌に分類される白癬菌は、その名前の通り根を伸ばすように皮膚内部の奥底にまで潜み、タンパク質を食べながら増殖を繰り返す細菌です。抗真菌薬を塗布して1?2週間できれいに治ったように見えますが、実は皮膚表面の菌が死滅しただけで根が残っており、表面がきれいになった後も塗布し続けなければ内部の菌は殲滅できません。

病院で処方された抗真菌薬は当然ながら、市販薬も同様に根気よく服用しなければ完治しないという訳です。症状が改善されたからといって治療を止めるのではなく、患部がきれいになった後も半年から1年は続けることが治療のポイントとなります。

塗り薬を服用する際のポイントは、1日1回入浴後に塗布することです。入浴前に塗布すると、せっかくの薬用成分が落ちてしまって効果がなくなるため注意しましょう。塗り薬は患部だけでなく、その周囲も塗るようにするのが再発を防ぐ秘訣です。白癬菌をお風呂で落として清潔に保ち、入浴後にしっかりと塗り込むようにします。もし患部が特定しきれないのであれば、足首から下全体に塗布すると良いです。

もし1ヶ月以上服用して、患部の症状に改善が見られない場合は他の症状の可能性があります。一度皮膚科に訪れて、医師の診察を受けるようにしましょう。

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