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レーザー治療で爪水虫を治す方法もあります

きれいな脚

爪水虫の治療には、抗真菌成分が含まれた飲み薬を用いるのが一般的です。しかし肝機能に問題があって服用できなかったり、症状や状態によっては効き目が薄いなど内服薬でもカバーしきれない場合があります。他にも妊娠中であったりなど、現在服用している薬との相性が悪い場合は処方されません。

これらのケースが当てはまる場合は、爪水虫に対してレーザー治療が施されます。レーザー治療は、レーザーが発する熱によって厚い爪内部の原因箇所を照射する温熱治療のことです。菌を照射熱で蒸散させて殺菌して、菌によって爪が変形・変色した部分を取り除きます。3週間から1ヶ月経過すれば爪が再生してくるため、再びレーザーによる温熱治療を施すといった方法を繰り返すのが主な流れです。月に1回程度の治療を数回行うことで終了する点、麻酔なしで施術できて痛みがほとんどない点は大きなメリットと言えます。

またレーザーの照射による熱の火傷や、皮膚の変色・色素沈着などが見られることもありません。安全な方法である上に早期治療が可能で、治療の成功率は内服薬と同程度とされています。肝機能障害などの副作用がなく、妊娠中の方も施術可能な上に併用禁忌の薬もないため非常に有用な治療法です。

ただし、レーザー治療は保険が適用されないため、手術費用が全額自費になる点に注意しておいてください。多くの診療所では手術の基本料金に加えて、該当箇所の数に応じて費用が増えるという形がとられています。目安としては、指1本あたり1万円前後が相場となっていることが多いです。

全額自費負担という点の他にもレーザー治療のリスクとして覚えておきたいのは、治療した箇所にしか効果がないという点です。照射した箇所には絶大な効果があるものの他の爪に菌が残っていたりすると、そこから症状が出現したり他の指に二次感染することがあります。手術を受けたからといって油断せず、毎日手や足の指・爪などをしっかり洗って再発防止を心がけましょう。

手術時間は5分から10分程度で終了し、1ヶ月に1回程度の通院で済む点は大きなメリットです。症状が進行して爪が厚い状態である場合は半年から1年程度かかるケースがあるものの、再発する可能性が高い他の治療法に比べると十分に早期治療であると言えます。保険が適用されない上に治療費が高額になりがちであるというリスクはありますが、副作用や併用禁忌薬といった制限がない有用な治療法の1つです。

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